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2015.01.23 Friday

反竜伝記 完結編 第二部 第43話 エンドール強襲

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    JUGEMテーマ:二次創作小説

    今年もよろしくお願いします、今年こそ完結を目指しますぞ。



     
    反竜伝記 完結編 第二部 第43話 エンドール強襲




    ラーの工房からだいぶ離れた荒野の岩陰に、二人はいた。
    「おまたせ」
    ロムは彼女に、白い清楚なワンピースを手渡す。
    一糸まとわぬ姿となったアイメルのために、ロムはどうにかして衣服を調達してきた。麓に廃村があり、そこのタンスから入手してきたものだ。
    「ありがとう……えっと、あっち向いててくれる?」
    「え、あ、ああ。ごめん」
    ロムは慌てて岩場から離れた。
    布のかすれる音が妙に艶めかしく聞こえる。
    やがて、着替えを終えたアイメルがおずおずとロムの前に姿を現した。
    「おまたせ、どう、似合ってるかな」
    「あ、あぁ」
    ロムは曖昧に頷いた。むろん、似合っていないはずがなかった。ただ、ロムには掛ける言葉が出てこなかったのだ。あまりにも唐突な再会だったから。
    未だに信じられなかった。アイメディスがアイメルに変わり果ててしまったと知ったときから、アイメルのことはすでに諦めていたのだ。
    「ロム、少し、変わったね。大人っぽくなった気がするわ」
    「そうかな。いや、そうかもしれない。いろんなことが、あったからね」
    ロムはそういって、アイメルの傍らに座った。
    やはり、どこからどうみてもアイメルだ。今でも信じられないが、確かにここにいるのは自分のよく知る女の子だった。
    「ロム、あなたに話しておかなければいけない話があるわ……」
    「話?」
    「えぇ、気づいているとは思うけど、私はアイメディスだった頃の記憶を引き継いでいるの。敵としてあなたの前に現れたことも、あなたの親族を傷つけたことも、全て、覚えているわ

    ……」
    辛そうな表情をして、アイメルは話した。
    「アイメディスは、本気で魔族による地上の支配を企んでいる。あたかも、それが自分の使命だと思い込んでいる。強迫観念といっていいかもしれない」
    「そうらしいな。だが……」
    「えぇ、今の彼女は、正直イブールより質が悪いわ。イブールの支配は、あくまでも魔族による地上統治。人間を奴隷のように使役するでしょうけど、滅ぼしたりまではしない。けれど

    、今のアイメディスにはひとかけらの良心もない。人間を滅ぼすことに、ためらいはしないわ」
    「……」
    ロムは俯いたまま、何も言えないでいた。
    アイメディスをあそこまで追い詰めたのは、間違いなく自分なのだから。



    ミルドラースの元へと戻ったロムは、事の次第を報告した。
    ラーの魔道書は手に入れたが、アイメディスが敵となったこと、そして、邪悪なる存在となるために、自分の中のもう一人の人格を外に追いやったこと。
    「なんということじゃ、そんなことが……」
    全てを聞き終えたミルドラースは、重苦しいため息をついた。そして分れた半身であるアイメルに目を向ける。
    「そちが、もう一人のアイメディスか。かわいそうにのぅ、魔力の大半を失っておる。今のそなたでは、初歩の呪文すら使うことはできまい」
    「おっしゃる通りです、今の私には、何の力もありません」
    そういって、アイメルは己の無力さを痛感していた。もう自分には何もできないのか。このままでは、自分はロムの足手まといにしかならない。
    「……アイメル殿よ、よければ、わしの杖を持って行くがよい」
    そういって、ミルドラースは自分が手にしていた杖を、彼女に差し出した。
    「この杖は天魔の杖、歴代魔王の魔力が込められた杖じゃ」
    「天魔の杖……」
    アイメルはそっと、その杖をもらい受けた。
    杖を手にした瞬間、アイメルの身体に電流のような衝撃が走った。
    「す、すごい、なんて魔力なの」
    「そうであろう。我々魔王は継承の際、自分の魔力をこの杖に注いで次代に渡す。それを何百年と繰り返してきたのじゃ。その総魔力量たるや、相当なものじゃぞ」
    つまり、天魔の杖があれば、魔力を失ったアイメルでも今まで通り呪文を使えるというのだ。
    「よろしいのですか、そんな大切な杖を、私に?」
    「今となっては、わしには過ぎた杖じゃ。持っていきなさい」
    そういって、ミルドラースは笑みを浮かべた。まるで、アイメルを自分の孫でも見るかのような、慈愛に満ちた微笑みで。



    「それから、ロム殿、そなたに話しておきたいことがある。他でもない、イブールのことじゃ」
    「イブール……」
    「うむ、あやつこそ、わしに変わって魔界の王となっていたかもしれなかった人物なのじゃ」
    「……いったい、どういうことですか」
    「簡単なことじゃよ、あやつは、わしの息子なのじゃ」



    「イブールが、ミルドラース様の、息子?」
    さすがのロムも、驚きを隠せなかった。
    「ど、どういうことなんですか?」
    「イブールは、後宮の妾が産んだ子なのじゃ。当時、わしと妻との間にはなかなか王子が産まれなくてな、そんな中産まれたのがイブールじゃった。わしは、悩んだ末に、イブールをわ

    しの世継ぎにしようとしたのじゃ。じゃが、その直後に、妻が懐妊した……」
    ロムにはその後の話が容易に想像できた。そして、真実もまた、同じであった。
    不名誉を公にしたくないがために、イブールとその母親は迫害を受け、貧民窟へと追いやられた。そこでイブールは王家に対する憎しみを増大させていった。
    彼は自らの恨みの感情を押し殺して、神官となり、王家に仕えた。
    彼はみるみるうちに頭角を現し、現王に不満を持つ者達を結集させて一大派閥を作りあげる。それが、今の光の教団の前身であった。
    イブールは王家に対する憎しみはあれど、魔界を憂う心は本物だった。
    「光の教団を組織し、地上を間接的に支配する。その上で魔族を移民させる。それが、あやつの”政策”じゃった。わしはそんな奴の考えに真っ向から反対した。魔界は、魔界の者の手

    でよりよい世界に変えていかなければならない。たとえ、何百年、何千年かかっても。じゃが、そんなわしの考えは受け入れられなかった……」
    「ミルドラース様……」
    「ロム殿、どうか、イブールのやつを止めてくれ。それができるのは、今となってはお主以外におらぬ。たとえ、それで奴が死ぬようなことになろうとも……」
    その時、イブールの目に大粒の涙が溢れ出た。
    (この人は、決してイブールを憎んではいない。むしろ、その逆)
    知らなければよかった話かもしれない。
    知らないでいてさせいれば、イブールとただの敵として倒すことができただろう。
    (……産まれながらの悪など、どこにもいないのだ。人間であれ、魔族であれ、それは変わらない)
    ロムはそう実感せざるを得なかった。


    ミルドラースと別れたロムは、急ぎ魔方陣のある場所へと向かった。
    「……良かった、間に合った」
    魔方陣は今もそこにあって、淡い光を放っていた。
    アイメディスより一足早かったのか、それとも、あえて魔方陣を消さずに行ったのか……
    (アイメルは戻ってきた……たとえアイメディスが本来の人格だったとしても、僕にとってのアイメルは、彼女しかいない。だけど……)
    ロムは拳をぐっと握りしめる。
    (再び彼女と相まみえた時、果たして僕は戦えるのか。アイメルと同じ顔をした、あの子と……)
    それだけではない。ミルドラースと意外な繋がりがあったイブール、そして、もしエリオスのこともある。
    問題は山積みだ。全てのカタが付く前に、自分の身体は果たして持つのか。
    「ロム」
    ふと、拳をひんやりとした感触が包んだ。
    心配したアイメルが、彼の手をそっと包み込むように握ったのだ。
    「あぁ、そうだね、いこう」
    ここで考えても仕方ない。色々と思うところはあったが、ロムはひとまず思考を中断して、アイメルと共に魔方陣に乗った。



    ロムとアイメルが魔方陣の彼方へと消えた時、その光景を遠くから見ている者がいた。
    それは、ゲマだった。
    「口惜しいですねぇ、眺めていることしかできないとは」
    さほど悔しげでもなさそうな口調で、ゲマは呟く。
    今の自分はかつての力の十分の一にも満たない。今、ロムと戦っても、万が一にも勝ち目はない。
    頼みのアイメディスは、彼の側にあぐらをかき、目を瞑っていた。眠っているのではない、瞑想しているのだ。
    アイメディスも、新しい自分にまだ慣れていない。善なる心であるアイメルを追い出し、純粋な邪悪となった彼女だが、それは思わぬ副作用をもたらした。
    アイメディスの強力すぎる力……今までは、アイメルの存在がストッパーになることによって、無意識のうちに力がセーブされていた。だが、そのアイメルを追い出した結果、彼女は

    自分の有り余る力をリミッターなしで使ってしまう。その反動に、彼女の身体が悲鳴を上げたのだ。
    「皮肉なものですねぇ、あのロムと同じ弱点を抱えてしまうなんて」
    強すぎる力は、やがて自らの破滅を意味する。それは、諸刃の剣に他ならない。
    「もっとも、アイメルと別れたのは正解でした。あの方に善なる心など不要。純粋な悪でなくては……」
    そう、ゲマには好都合だった。こうなることは全て織り込み済みだったのだ。
    「まぁ、いいでしょう。せいぜい、その時が来るまで、アイメディスには役だってもらわなくては」
    そういって、ゲマはゲスな笑みを浮かべる。
    「全ては、あのお方の復活のために……」








    地上へと戻ってきたロムとアイメルは、ルーラを使ってエンドールへと戻った。
    そこで二人が見たものは、炎上する王宮だった。
    「これは……」
    ロムは我が目を疑った。先ほどまで美しい姿を誇示していた王宮が、見るも無惨な光景に変わり果ててしまっている。
    立ち上がる噴煙、むせ返るほどの死肉の臭いが、辺りに充満している。
    空を覆うのは無数の魔物の群れ。地上では化け物達が跋扈し、周囲を蹂躙していた。
    突然の奇襲だったのだろう。兵士達の死体がところどころに散らばっており、それに比べると魔物の死骸は皆無といっていいほどだった。
    「うわぁーっ!」
    突然、若い少年の悲鳴が上がった。
    まだあどけなさの残る少年兵士が、魔物に囲まれていた。兵士の顔は恐怖で引きつっている。
    「ぐへへへへ、死ねぃっ!」
    魔物の一匹の、アンクルホーンが残った最後の一人に止めを刺そうと呪文を繰りだそうとしたその時だった。
    「んへ?」
    アンクルホーンは間の抜けた声を上げて、自分の胸から突き出ている天空の剣を見下ろした。
    「な、なじぇぇ?」
    間抜けな声を残して、魔物は絶命する。
    ロムは剣を死体から引き抜くと、目にも止まらぬ早業で残った魔物達を蹴散らした。
    「あ、あぁ……」
    自分が助かったことに気づいた兵士は、その場にへたり込んだ。
    「きみ、大丈夫か」
    ロムはそんな彼の元に近寄る。
    「あ、あぶないところを、ありがとうございます」
    「これは一体、どういうことなんだ」
    「ひ、光の教団の魔物たちです。やつら、突然空から襲いかかってきて」
    「なんてことだ」
    今までは、エンドールと光の教団との間には危ういなれど均衡を保っていた。それは光の教団がエンドールを影から操っていたからだ。そのおかげで、利用価値のあるエンドールは魔

    物の襲撃を今まで受けないでいた。だが、すでに光の教団はエンドールに見切りを付けていたのだ。
    エンドール皇帝が今まで隠していた叛逆の意思が、外部に漏れていたとしか思えない。
    (まさか……)
    それを光の教団に漏らしたのは、他でもないエリオスなのではないか。
    「ロム! セーラが心配だわ! はやく、彼女の元へ!」
    アイメルが叫んだ。彼女もまた、アイメディスだった頃の記憶を受け継いでいるのだ。
    「ぼ、ぼくなら大丈夫です! 勇者様は、王女様をお願いします!」
    少年兵はそういって、びしっと敬礼した。まだ膝ががくがく震えているが、それを懸命に押し殺している。
    「わかった。君はとにかく逃げるんだ。死ぬんじゃないぞ!」
    そう言って、彼の肩をぽんと叩くと、ロムはアイメルと共に王宮に向かって走りだした。



    襲い来る魔物達を蹴散らしながら、ロムとアイメルは先へと進む。
    「ベギラゴン!」
    アイメルが呪文を唱えると、それに呼応して天魔の杖が彼女の身体に魔力を供給し、無事に魔法が発動する。紅蓮の炎は、魔物達を次々と炎で巻いた。
    「すごいな、その杖は」
    さすが魔王の杖だと、ロムも感心する。
    「えぇ、でも、乱発はできないわ」
    天魔の杖とて、無尽蔵に魔力が込められているわけではない。当たり前のことだが、魔法を使えば内部に溜まっている魔力は減るのだ。
    まだかなりの余裕はあるが……
    「とにかく、魔物の相手は僕がするから、アイメルはサポートに徹してくれ」
    「わかったわ!」
    ロムとアイメル、二人の息のあったコンビネーションに、魔物達は為す術もなく倒されていった。
    そして、目的地である、セーラの部屋の前まで来る。
    「セー……!」
    扉を叩くように開いて、ロムはその光景を目の当たりにする。
    ……遅かった。
    セーラは仰向けにベッドに倒れていた。真っ白なシーツは彼女自身が流した血で真っ赤に染まっている。
    魔物の姿はない。すでに彼女を手に掛け、他の獲物を探しに行った後だった。
    ロムは彼女の元へと駆け寄った。
    セーラは重傷だった。剣で袈裟懸けに切りつけられている。傷は心臓にまで達しており、すでに手の施しようがなかった。
    「ロ、ロム、さま……かえって、きたのですね」
    蚊の鳴くような声で、セーラが言う。
    「セーラ、しゃべってはダメ、いま、治癒呪文を!」
    「む、むだですわ、アイメディスさま、もう、わたしは、助からない……うっ」
    ごほっ、と口から大量の血を吐き出す。
    「ロムさま、兄を、エリオスを、頼みます。もとの、優しい、兄に……もどして、あげて……」
    そう言い残し、セーラはふっと目を閉じる。そのまま、事切れた。
    「……っ!」
    ロムは言葉にならない声を上げて、拳を強く床に叩きつけた。
    「エリオス、おまえは、大馬鹿者だぞ! 同じ兄として、お前を見損なった……っ! たとえ操られていたにせよ、そうでなかったにせよ、お前は、兄貴失格だ」
    「ロム……」
    アイメルには、彼になんて声をかけていいかわからなかった。
    ただ、彼の目に溜まった大粒の涙を指で拭ってやることしかできなかった。



    セーラの部屋を後にしたロムは、エリオスを探すべく王宮を駆け回った。
    その途中で、先ほどと同じように魔物に襲われていた青年兵士を助ける。彼はロムに、エリオスならば皇帝の間へ向かっていくのを見たと告げた。
    彼の証言に従い、二人は皇帝の間へと急いだ。
    皇帝の間へと近づくにつれて、金属がぶつかり合う音が聞こえてくる。
    ……戦っている、相手は皇帝と、エリオス。
    ロムの予想は当たった。
    扉を開けると、エンドール皇帝とエリオスが、互いに刃を交えていた。
    エリオスは細身の剣で攻めるが、皇帝は身の丈ほどの長さのバスタードソードを縦横無尽に振り回し、自分の間合いを保っている。勝負は拮抗していた。
    「どうした、その程度か?」
    「くっ」
    エンドール皇帝の表情には余裕が見えた。反対に、エリオスには焦りの色がちらついている。
    「忘れたか、お前に剣を教えたのはこの私だぞ。お前の剣の技のキレ、クセ、すべてお見通しだ」
    「ほざけ!」
    エリオスは再び跳躍すると、エンドール皇帝目がけて鋭く切りつけた。一度に二度敵を切りつける彼の十八番、はやぶさ斬りだ。だが皇帝は、一度目の攻撃を大剣で受け流し、もう一

    度の攻撃を手甲で防ぎきった。
    「くっ、さすがだ、父上。かつてパパス王と勇名を競い合っただけのことはある。剣では勝ち目はないか……ならば」
    エリオスは指を鳴らした。それが合図だった。
    突然、どこからともなく飛び出てきた二本の触手が、エンドール皇帝の両手首に絡まった。
    それは、天井に張り付いていた無数の触手を持つ魔物メドーサボールによるものだった。
    「くっ!」
    大剣でその触手を切断しようとするが、その刹那、強力な電撃が触手を伝って皇帝の身体に流れ込んだ。
    「ぐっ!」
    あまりの衝撃に、皇帝の手から、バスタードソードが落ちる。
    「勝負あったな」
    「……卑怯な手を」
    皇帝はキッと自分の息子を睨み付ける。
    「卑怯に徹しきれないから足下をすくわれるのだ。私にも、そして、光の教団にもな」
    すっと、エリオスは剣の切っ先を皇帝ののど元に当てる。
    「さらばだ、皇帝」
    「やめろ!」
    これ以上見ていられず、ロムは怒声に近い声を発した。
    二人が同時にこちらに目を向ける。
    「遅かったじゃないか、ロム」
    不敵な笑みで、エリオスは彼を出迎える。
    「エリオス、どういうつもりだ、これは」
    「これは、とは?」
    「とぼけるな!」
    「くっくっく、そう怒るな。そうだ、お前も内心気づいていたのだろう、私が光の教団と通じていたことを。エンドール皇帝は教団を裏切った。その報いは、死を持って償わなければな

    らぬ」
    「エリオス……」
    ひねり出すような声で、ロムは告げた。
    「セーラが、死んだんだぞ。お前の放った魔物によって」
    「……そうか」
    顔色一つ変えずに、エリオスは言った。
    「それが、どうしたというのだ?」
    「……エリオスッ!」
    怒りにカッとなって、ロムは彼に飛びかかった。
    だが、彼の元へと辿り着く寸前に、ロムの身体に電流が迸った。
    足下を見ると、そこには魔方陣が敷かれていた。
    「はっはっは、怒りに我を忘れるとは、おろかだな、ロム! こんなトラップも見抜けぬとは」
    「くっ」
    ……力が、吸い取られる。
    それはマホトラと麻痺の二つの効果を持った魔方陣だった。
    悠々とエリオスはうずくまるロムの元へと歩み寄り、片膝をついて彼の顎をくいっと引いた。
    「他愛ないな、伝説の勇者も、こうもあっけないとは」
    「そうかい、期待に添えなくてすまないね」
    「全くだ」
    そういって、剣をロムの首筋に当てる。
    「ロム、最後に言い残すことはないか?」
    「あぁ、じゃあ、たった一つだけ」
    ロムはそういうと、本当に一つだけ、言葉を紡いだ。
    「マジャスティスッーーーー!」




    つづく














     
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