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2014.01.08 Wednesday

反竜伝記 完結編 第二部 第37話 湖底へ

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    新年明けましておめでとうございます。
    今年も反竜伝記をよろしくお願いします<(_ _)>





     






    いつまでこうしていればいいんだろう。
    崩れかけた建物の物陰でじっと息を潜めながら、少年は心の中で独りごちた。
    少年はラインハットの兵士だった。それも、ろくに実戦経験も持たない、新兵である。
    ラインハットとエンドールとの間に起こった戦争は、年端も行かない少年までも戦地へと駆り立てた。
    戦局はラインハットの不利。それも、本土決戦を強いられるほどに悪い。
    もとより、勝ち目のない戦いだった。世界一の軍事力を誇るエンドール帝国と、世界一の繁栄を極めたラインハット王国。共に大国同士だったが、軍事力には天と地ほどの差があった


    隊長は仲間達は大丈夫だろうか。
    戦闘の混乱の中、みんな散り散りになってしまった。
    遠くで聞こえていた爆撃の音も、いつしかぴたりと止み、しんとした静寂が辺りを支配している。
    これが総攻撃の前触れなのか、少年は恐怖で全身がぶるぶると震えるのを感じた。
    「……かあさん」
    そう呟いた時だ。ふいに肩を掴まれた。
    敵!? 反射的にその手をふりほどき、剣を構える。
    「おっと、驚かせてしまったか」
    そこにいたのは、痩せ形の、優男風の中年男性だった。
    腰にサーベルを帯剣しており、その身に纏う衣服はラインハット軍人のものだった。
    「あ、あなたは!」
    「味方だよ。とりあえず、その剣を納めてくれないか」
    「は、はい」
    言われて、手にしていた軍剣を鞘に納める。
    「驚かせてしまってすまない、俺の名は」
    「し、知っています! ヘンリー殿下、ですよね」
    だいぶ緊張しながら、少年は敬礼した。
    「先ほどは失礼しました。じ、自分は、ラインハット陸軍第二大隊第六遊撃隊所属の、カリスマン伍長であります!」
    「そんなにかしこまらんでもいい。殿下といっても、名ばかりの放蕩者だからな、俺は」
    「そ、そんな! 殿下は王族でありながら、この戦いで常に前線で指揮を取っていたと聞いています!」
    「わかった。わかったから大声を上げないでくれ。敵に気づかれてしまうだろう?」
    「はっ!? す、すみませんっ」
    少年兵カリスマンはやっと自分の過ちに気づき、恥ずかしさのあまり赤面して縮こまった。
    「やれやれ、それにしても、ひどい有様だな」
    ヘンリーは改めて、廃墟と化した王都に目を向けた。
    「あらかじめ国民は辺境に避難させているが、兵士だけでどれほどの数が戦死したことか。そうだ。お前さんの部隊はどうした?」
    「わ、わかりません。隊長も、他のみなさんも、散り散りになってしまって」
    「そうか。このへんが、潮時かもしれんな」
    「潮時、とは」
    「降伏の、だよ」
    「えっ!?」
    その言葉が出たことに、カリスマンは驚いた。
    「そ、そんな! そんなことをすれば、我が国は」
    「滅びるだろうな。だが、それも何万といる民達の命には変えられないさ」
    そういって、ヘンリーはニッと笑った。どこか、はかなげな笑みであった。
    「で、殿下! しかし、降伏すれば、王族は皆処刑されるのが習わしですよ!」
    「だろうな。できれば、俺の首一つで丸く収まって欲しいところだが、そうもいかないだろうな。妻と不肖の息子の命くらいは、救ってやりたいところだが」
    「殿下……」
    「ラインハットは本当は滅びるはずだったんだ。二十年前に、あれだけのことをしでかしたんだ。クーデターの計画だってあったらしいが、結局は国民は今の王政を支持してくれた。そ

    の恩返しをしなければならん。もっとも、いささか遅すぎたがな。死んだ兵士は戻ってはこない」
    「……」
    「というわけだから、お前は逃げろ」
    「えっ?」
    「今更軍令など気にすることはない。それよりも、その命を大事にするんだ。そうすれば、国は滅んでも、ラインハットの精神は永遠に生き続ける」
    「で、殿下、なら、殿下もいっしょに……!」
    「そういうわけにはいかんさ。俺はこれからこの首を洗って、敵さんに差しだしにいかねばならんからな」
    「そんな!」
    カリスマンは思った。この人を死なせちゃいけない。この人は、今後のラインハットになくてはならない人だ、と。
    そのためなら、この命、惜しくはないと。
    「殿下こそお逃げください! 殿下いてこそのラインハットです! 僕があなたをお守りしますから!」
    「カリスマン……すまんが、そういうわけにもいかんのだ。頼むからそこを……」
    どいてくれ、と言おうとした時だ。
    突然、夜空にまばゆい光が上がった。
    それが、二度、三度と立て続けに上がる。
    ヘンリーとカリスマンは、その光をしばし見つめていた。
    「おい、坊主。死ななくてもよくなったかもしれんぞ」
    「……え?」
    「何考えてやがる。エンドールは」
    ヘンリーは不服そうに唇を噛んだ。
    今上がった信号弾が、全軍停戦の合図だということを、一兵卒のカリスマンでは知る由もなかった。




    「う、うぅん……」
    フィアは寝返りを打った。
    柔らかいベッド、久しぶりだ。
    ……ひさし、ぶり?
    はっと我に返り、彼女は起きあがった。
    ここは、自分の、部屋?
    そこは、紛れもなくグランバニアにある、彼女の自室に違いなかった。
    「ど、どうして」
    「フィア! よかった、気づいたのね!」
    「え?」
    驚いて彼女は枕元に目を向けた。そこには、赤い色のスライムがほっとした表情を浮かべていた。
    「あなた、ベス!?」
    そう、それは仲間であるスライムベスのベスだった。
    「ということは、ここは、グランバニア!?」
    「そうよ! フィア、あなた、もう二週間も寝たきりだったのよ」
    ベスは二週間前、フィアたちがルーラでグランバニアの屋上に飛来してきたことを話した。
    そのまま、自分は気を失ってしまったらしい。
    「そう、無事に、グランバニアについたのね」
    とっさのことだったので、うまく故郷をイメージできなかった。ひょっとしたら、全く別の場所に飛ばされていたかもしれない。そう思うと、成功して良かったと、フィアはほっと胸

    をなで下ろした。
    「まってて、いまみんなを呼んでくるわ」
    そういって返事も聞かないまま、ベスはぴょんぴょん跳ねながら部屋を出て行った。
    すぐさま、懐かしい面々が部屋に集まり、たちまちフィアの寝室は満杯になってしまった。


    「よく帰ってきたな、フィア」
    みなの感激も一段落した後で、改めて彼女の父リュカが言った。
    「おとうさま、私もほっとしています。ご無事で何よりでした」
    フィアは自分がグランバニアを脱出した時のことを思い返した。
    魔族と化したアイメルにより、リュカ達は一方的にやられたはずだった。
    「そのことだけど、フィア。聞いてほしいことがあるの」
    と、フローラが言う。
    「アイメルは、まだ完全に闇に染まったわけではないわ」
    「え?」
    「その証拠に、私達に止めを刺さずにいったわ。攻撃も、無意識のうちかもしれないけど、うまく急所を外していた。だから、ベホマで回復できたのよ」
    「それじゃあ!」
    「もっとも、元に戻す方法もわからんがな」
    そう言ったのは、かつてアルフレドと呼ばれていたグランバニアの騎士、元スライムナイトのピエールだった。
    「ピエールさん……」
    そうだ。今もっとも心を痛めているのはこの人のはずだ。
    アイメルの、育ての親である彼が。
    「みなも知っているでしょうが、あの子は、私の本当の娘ではないのです。アイメルは、幼い頃に記憶を失い、さまよっていたところを、妻が見つけ、養子にしたのです。しかし、まさか魔族の皇女だったとは」
    「確か、デスピサロの忘れ形見だと言っていたが」
    「……そんなはずがないわ」
    フローラは首を左右に振った。
    そう、彼女の前世は千年前に世界を救った女勇者エルフォーシア、その時の記憶も、断片的ではあるが、彼女にはある。
    「あの時」
    「そうじゃ。ロザリー殿は、あの子を産むことなく、亡くなっておる」
    そういったのは、今となってはあの時代の最後の生き残りである、ブライだった。
    「じゃあ、アイメルは嘘をついているというのですか」
    「わからぬ。だが、聞いたところによると、その力は確かに魔族のもの、ううむ……」
    ブライが唸る。
    「あ、あの」
    おずおずと、みなの会話に割って入ったのは、マナだった。
    「みなさん、そのくらいで。フィアも、起きたばかりだから」
    確かに、といった具合に、一行は話もその辺で切り上げることにした。
    誰もいなくなって、一人ベッドに戻ったフィアは、ふと思った。
    二週間、その間、エリオスは何も仕掛けてこなかったのだろうか。
    そして、兄は……?


    彼女がエンドールとラインハットとの間に休戦協定が結ばれることを知ったのは、すぐ後のことだった。



    翌日、フィアはグランバニアの円卓の間へとやってきた。
    すでにそこには、リュカ王をはじめとする主要人物達が集まっていた。
    「フィア、もう体調はいいのか」
    「まだ本調子ではありませんが、いつまでも寝てはいられませんから。それよりも、事の詳細を」
    「あぁ」
    リュカは頷くと、ピエールに目をやった。
    「エンドール帝国軍は、すでにラインハット領土から引き上げています。むろん、国境すれすれの位置に陣取っていますが、今のところ、再度侵攻を開始する様子はありません」
    「不自然です」
    一言、フィアは言った。
    「まぁ、そう思うのが自然だろうな」
    「なぜ、今になって? そもそも、エンドールから停戦を申し出る理由が見あたりません」
    「それを確かめにいくのさ」
    そういったのはリュカ王だった。彼は卓に今朝使者から届いたばかりの書状を広げた。
    「停戦協定の場は、エンドール帝国軍のフラグシップ「シードラゴン」。停戦宣言書の署名には、エンドール皇帝自ら行うとのことだ。そして、その立会人として、私にも招待状が届い

    た」
    「いくんですか」
    「人質になるのが怖いので欠席します、とは言えないだろう」
    冗談交じりに、リュカ王は肩をすくめる。
    「一つ、よろしいですかい」
    質問してきたのは、ラウだった。
    「陛下は、今回のことはやはり裏で光の教団が絡んでいるとお考えで?」
    「……正直わからない。だが、確かにここへきて侵攻を止めるのは不可解だ。ひょっとしたら、エンドールは完全に光の教団の傀儡と化しているわけではないのかもしれない」
    「何にせよ、道中お供しますぜ。国王暗殺なんてことになったら、それこそ一大事だ」
    「それなら私も」
    フィアが自分も名乗り出ようとしたが、
    「だめだ。お前には、やるべきことが残っているだろう」
    「けれど、とうさん」
    「フィア」
    納得しがたい彼女の肩に手を置いたのは、母であるフローラだった。
    「今は、あなたにしかできないことがあるはずよ」
    「かあさま……」
    「私も、今回はあなたと一緒にいくわ。おとうさまには、ラウさんとピエールさんがいるから、大丈夫よ。ね?」
    「……わかりました。ごめんなさい、とうさん。それから、気をつけて」



    フィアはしぶしぶ承諾し、その日は親子水入らずの時間を楽しんだ。
    そして、夜が明けて、出発の時はきた……



    一足早く、リュカ、ピエール、ラウの三人を乗せた船は、エンドールへ向けて出航した。
    天空城へ向かうメンバーは、フィア、マナ、セーラ、プサン、ブライ、そして、フローラの六人だった。
    グランバニア城のテラスにある内庭に、一行は集合することになっていた。そこでルーラで一気に水晶湖に行く手はずになっていた。
    旅装束に着替えてフローラがその場にやってくると、すでにそこには先客がいた。
    「……お久しぶりです、ブライ」
    「待っておったよ。フローラ王妃、いや、エル。およそ千年ぶりの再会じゃな」
    「あなたは、お変わりありませんね」
    「相変わらずのじじぃじゃがな。おまえさんは、さすがに全く面影はないな」
    「……私は、あくまでも前世の記憶を持っているに過ぎませんから」
    だからだろうか。フローラは、かつて共に魔王デスピサロと戦った仲間であるこの老人に、親近感のようなものは抱けないでいた。
    自分の知っているブライと、どこか違うように感じる。気のせいだろうか?
    「そうじゃったな。なら、わしもお前さんのことを、フローラと呼ぶことにするよ」
    「すみません」
    「謝ることはないよ」
    ふぉっふぉっふぉ、とブライは笑った。



    それからすぐに、残りのメンバーもやってきた。
    「それじゃあ、行くとするかのぅ。フィア、一つ頼むぞ」
    「は、はい」
    フィアは頷いた。
    「わしの記憶を辿るとえぇ」
    そういって、ブライは彼女の肩に手を置く。
    彼女は目を閉じ、精神を集中させた。
    置かれた手からブライの思考を読む。
    ……あった。透明な、あまりにも透明な、静かな湖のイメージ。
    「いきます! ルーラ!!」
    ふわっと身体が軽くなった。





    その感覚も、一瞬の出来事だった。
    再び、自分が地面を踏みしめていることに気づいた彼女は、そっと目を開ける。
    そこは、グランバニアではなかった。
    透明な、水晶のように澄んだ湖が広がる、静かな湖畔に、一行はいた。
    「やった、成功しましたね!」
    と、プサンが喜ぶ。
    「大したものです。他人の記憶を通してのルーラは、とても難しい。それを一発で成功させるとは、フィアさんは、賢者の素質をお持ちのようですね」
    「け、賢者っ!? わ、私が?」
    「賢者というよりも、勇者、ね」
    と、フローラが言った。
    「勇者? でも、それなら兄さんが」
    「フィア、おぬしも内心気づいていよう。おぬしも、勇者として覚醒を遂げつつあることを」
    「私も、勇者に」
    彼女はエンドールでの出来事を思い出した。あの土壇場で、自分も勇者の力が芽生え始めたというのだろうか。兄のように。
    「じゃ、じゃあ、フィアもロムお兄ちゃんと同じように、天空の剣や盾が使えるの?」
    と、マナが聞く。
    「いや、天空の武具は一度選んだ主を変えることはない。その者が死なない限りはな。じゃから、残念じゃがフィアは天空の武具を装備することはできんじゃろう」
    「なんだ。がっかりね」
    と、マナは肩を落とした。
    ……じゃが、とブライは心の中で付け足した。
    フィアの勇者の力は、かつてのエルフォーシアに近い。いわば正統派じゃ。もしロムがいなかったら、間違いなく彼女こそ現代の勇者に選ばれていたことだろう。あの少年が異質すぎ

    るのじゃ。
    「話は変わりますが……」
    と、プサンは湖の底に目をやりながら言った。
    「みなさん、見ましたか。湖の底を」
    プサンは空から降りてくる途中に、湖の全容をその目にしていた。もちろん、湖の底には、城らしきものが沈んでいる光景もしっかりと目撃していた。
    「確かに、ありましたね。城が。あれが、天空城、なんでしょうか」
    「間違いない」
    マナの問いかけに、ブライは頷いて見せた。
    「わしは実物を見たことがあるからはっきりと言える。あれこそ、神が住まう城、天空城じゃ」
    「本当に墜ちちゃってたんですねぇ」
    しみじみと言うセーラ。
    「そんな暢気なこと言っている場合じゃありませんよ。湖の底にあるのはわかりましたが、どうやって湖の底までいくんです? まさか、素潜りしていく、なんていうんじゃないでしょ

    うね?」
    「プサンよ……」
    ブライが真顔で言う。
    「……そこまでは、わしも考えてはおらんかった」
    「ブ、ブライ様っ!」
    「だぁーっ、ぐずぐず言う暇があったら、どうすればいいかみんなで考えるんじゃっ!」
    ぷんすかと怒りながら、ブライは叫んだ。
    「とはいっても、水中でも息が続く呪文なんて、聞いたことないですし」
    うーん、とプサンは腕組みしてない知恵を絞ってみせたが、結果は散々たるものだった。


    その後も、みんなで色々とアイディアを出し合ったが、どれもこれも有力な方法とは言えなかった。
    やがてアイディアも出尽くし、八方塞がりか、と思われたその時だった。
    「ねぇ、セーラさん」
    フローラがセーラに尋ねた。
    「なんです?」
    「天空城の内部も、やはり水で満たされているのでしょうか」
    「あぁ、それは大丈夫です。天空城は本来超高高度の高さに浮いているのですが、地上と空気の濃度が変わらないように、結界が張ってあるんです。城内部には地上と変わらない空気で

    満たされていますから」
    「えっと、つまり、どういうこと?」
    マナが訊ねた。
    「ボトルシップ、みたいなものを思い浮かべていただけると。中の船が天空城で、瓶そのものが結界。ボトルシップを水に沈めても、瓶の内部の空気はコルクを抜かない限り漏れないで

    しょう?」
    「それが聞きたかったんです」
    フローラはにっこりと笑った。
    「なんとかなるかもしれませんわ」



    「えっと、本気でやるんですか?」
    一行は湖の中央に浮かぶ、小舟の上にいた。
    プサンの顔色は悪い。湖の色より青ざめている。
    「いまさら何おじけづいているのよ、とうさん」
    「だ、だって。アストロンと鋼鉄化して沈みながら天空城まで行くだなんて、無茶苦茶だよ」
    「大丈夫ですわ。プサンさん。アストロンで鋼鉄になっている最中は、呼吸しなくても大丈夫なんですよ」
    「し、しかしねぇ、フローラさん。もしうまい具合に天空城の真下に沈まなかったら、ちょいとずれてしまって何もない湖底に落下してしまったら、わたしたちは永遠に湖の底……」
    「大丈夫です。アストロンの効力は一〇分で切れるように調節しますから。それに、少し離れたところに落ちても、泳いで天空城まで行けば問題ありませんわ」
    「あ、あの、いいにくいのですが、わたし、カナヅチなんですよねぇ」
    あははは、と乾いた笑いを浮かべるプサン。そんな彼にふふふ、と微笑みながら、フローラはくるっときびすを返した。
    「じゃあフィア、手はず通りお願いね」
    「……は、はい。ごめんなさい、プサンさん」
    いささか引きながらも、フィアは言われた通り呪文の詠唱を唱えた。
    「あぁ、神よ。今すぐあなたの御許に行きます……」
    「もう、おとうさんったら、恥ずかしいよ」
    フィアは顔を真っ赤にして縮こまった。
    そして、フィアの詠唱が完了する。
    「アストロン!」
    みるみるうちに、一行の身体が鋼鉄化していく。黒く鈍く光り輝く、鋼鉄の像になった。
    バキッ、と鋼鉄の重りに耐えきれずに船体に穴が空く。
    こうして、一行はずぶずぶと湖の中に沈み始めた。





    つづく










     
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